【初心者向け】読みやすくて面白い小説を厳選して5冊紹介!
読書初心者「読書を始めたいんだけど初心者向けの面白い小説ってある?」「読みやすい小説を書く作家さんが知りたい!」
本記事ではこういった要望・疑問にお答えします!
本記事にの内容はこちら
- 【初心者向け】読みやすくて面白い小説5冊
1カ月で10冊以上の小説を読む僕が読書初心者のあなたに超絶おすすめの小説を紹介します!
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【初心者向け】読みやすくて面白い小説5冊
- 砂漠
- 夜は短し歩けよ乙女
- かがみの孤城
- 夏の騎士
- そして、バトンは渡された
本記事ではこの5冊の小説をおすすめします!1冊ずつなにがどうおすすめなのか解説していきます!
①砂漠
著者 | 伊坂幸太郎 |
出版年月日 | 2005年(2010年に文庫化) |
価格 | 文庫版¥794(電子版¥644) |
あらすじ
仙台市の大学に進学した春、なにごとにもさめた青年の北村は四人の学生と知り合った。
少し軽薄な鳥井、不思議な力が使える南、とびきり美人の東堂、極端に熱くまっすぐな西嶋。
麻雀に勤(いそ)しみ合コンに励み、犯罪者だって追いかける。
一瞬で過ぎる日常は、光と痛みと、小さな奇跡で出来ていた――。
明日の自分が愛おしくなる、一生モノの物語。
100回読んでも面白い。新しい。
これは文庫版(文庫版は何種類かある)の『砂漠』の表紙に書かれていたキャッチコピー。
僕自身一度読んだ小説はあまりもう一度開くことはないのですが、この小説に関しては5回以上は読んでます!
本当に「100回読んでも面白い」作品だと思います!(新しいかどうかは微妙)
大学生になる前によむべき!
あらすじにもある通り、大学生の話。まだ大学生になっていない人は、
- 大学でこんな友人を作りたい!!
- 彼ら5人のような大学生活を送りたい!!
と、心弾ませ、そしてもう卒業してしまっている人は、
- 俺・私もこんな大学生活送りたかった…
と、虚しさで心がギュッとなるはずです。笑
キャラがいい
漫画やアニメ、ドラマに小説、どのコンテンツにおいても登場人物・キャラクターってめちゃくちゃ重要ですよね!
『砂漠』の主要人物は5人。それぞれ特徴が違うのは物語において一般的なことですが、それぞれの個性と個性とのバランスがとてもいいです。
個人的には西嶋の喋り方とその熱量、行動力が特に好きで西嶋のおかげでこの作品は成り立っているんだなと思うほど。
逆に主人公の北村が1番個性はないです。笑 主人公が1番まともな方が周りのキャラクターを引き立てることができるのでこれは物語ではありがち。
日常の中のちょっとした非現実
あらすじにも書いてありますが「南」という女の子は不思議な力を持っています。ストーリー上ではほとんど出てこないので若干こじつけな感じもしますが、わかりやすいところで言うと、
- 君の名は。
- 天気の子
あたりは「日常の中のちょっとした非現実」ですよね。
- 中身が入れ替わる
- 天気にすることができる力を持っている
これらの作品よりかは圧倒的に能力については触れられていませんが、イメージSFと日常の間。
麻雀のルールを知らなくても楽しめる
僕自身も麻雀のルールをわかっていないまま読みましたが全然大丈夫でした!なんなら麻雀やっているシーンが1番好きかもしれません。
『砂漠』を読むのがおすすめの人
- まだ大学生になっていない人
- 自分が大学生の頃と『砂漠』を比較して萎えたい人
- SFよりは日常系の方がいい人
- 麻雀が好きな人
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②夜は短し歩けよ乙女
著者 | 森美登美彦 |
出版年月日 | 2006年11月29日 |
価格 | 文庫版¥616(電子版¥411) |
あらすじ
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作!
個人的に1番好きな小説・作家
僕が今まで読んできた小説の中で今のところNo.1がこの作品です!作家さんもこの方が1番好きです!
おすすめは何か聞かれたら絶対に紹介している作品。
たった一夜の物語
『夜は短し歩けよ乙女』はたった一夜のお話し。今夜の主役は彼女だ。だったら私も主役に躍り出る!
黒髪の乙女への先輩の恋は成就するのか。
- 飲み比べ
- 演劇
- 学園祭
- ラ・タ・タ・タムという絵本
- 古本一の神様
- 感染力がえげつない風邪 etc…
ぐるぐると目まぐるしく変化していく情景と心情。是非あなたにもこの「一夜」を体験して欲しいです!
好き嫌いはわかれるかも?ハマる人はドップリハマる
若干独特な文体なので好き嫌いはわかれるかもしれません。ただ読み難さは全くないので読書初心者でも難なく読めます。
そしてハマる人は泥沼にハマるが如くハマるでしょう。僕のように。こればかりは読んでみないとわかりませんね…
読書家からの評価も高い・実績も十分
- 山本周五郎賞
- 本屋大賞2位
- 直木賞候補ノミネート
これだけの実績もある小説。知識人からも世間からも評価されていることは確か!
アニメ映画化もしているので、そっちから観るのもあり!
森美登美彦作品は何作かアニメ化しています。『夜は短し歩けよ乙女』もそのうちの1つ。物凄く面白いです…
自分の好きな映画ランキングでもトップ3には入ります。兎にも角にも好き過ぎます。笑 アニメを観てから「あ、おもろそう!」なってから原作を読むのもありです!
ただストーリーはあるていどわかってしまうので、ネタバレなしで読みたい方は小説を手に取りましょう!
絶対に読んだ方が良い小説ですし、超絶おすすめです!
アニメ化した森美登美彦作品
- 夜は短し歩けよ乙女(映画)
- 四畳半神話大系(TVアニメ)
- 有頂天家族(TVアニメ)
- ペンギンハイウェイ(映画)
『夜は短し歩けよ乙女』を読むのがおすすめの人
- 実績のある作家の実績のある作品を読みたい人
- 恋物語を読みたい人(それも奇妙な)
- 作家にドップリハマりたい人
- 筆者の1番おすすめの小説を素直に読んでみたい人
必ず読書が好きになる作品です!
③かがみの孤城
著者 | 辻村深月 |
出版年月日 | 2017年5月17日 |
価格 | 単行本¥1,980(電子版¥1,881) |
あらすじ
学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。
2018年の本屋大賞作品!
これはあくまでも個人的な感想ですが、本屋大賞って結構「ほんまにこれが大賞なんか…?」と疑問符が付く作品もあったりするんですよね。
でも『かがみの孤城』は選ばれて当然、というレベルの小説。
本屋大賞は全国の書店員さんの投票で決められるんですが、歴代最多得票数で大賞に輝いた作品なんです!
正に一気読み必至の著者最高傑作です!!
ミステリー×ファンタジー
ネタバレになってしまうのであまり言及はしませんが、ミステリーといっても殺人事件だなんだ、という感じの話ではありません。
ファンタジー要素も含まれていて読書初心者でも読みやすいです!ちょっと分厚いですが…(500ページくらい)
途中まではなんとなく予想できたが、その予想をもう一段超えてくる
僕自身小説にしてもアニメにしても沢山の物語を読み、観てきました。なのである程度のパターンというか予想ができてしまうことが多いんですよね。
『かがみの孤城』も「あー、これはあのパターンかあのパターンだな」と2択に絞っていました。
実際に2択のうちの片方のパターンがきて「やっぱりな…」と少し残念に思っていたんですが、完全にやられました。笑
もうひと超えしてきます。素晴らしい作品です。
『かがみの孤城』を読むのがおすすめの人
- ミステリーや謎が好きな人
- 本屋大賞の作品を読んでみたい人
- 驚きと感動を得たい人
- 童話が好きな人
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④夏の騎士
著者 | 百田直樹 |
出版年月日 | 2017年5月17日 |
価格 | 単行本¥1,980(電子版¥1,881) |
あらすじ
あの夏、僕は人生で最も大切な「勇気」を手に入れた。 新たなる感動を呼び起こす百田版「スタンド・バイ・ミー」、約3年ぶり、待望の長編小説。 勇気――それは人生を切り拓く剣だ。 あれから31年の歳月が流れたが、ぼくが今もどうにか人生の荒波を渡っていけるのは、あの頃手に入れた勇気のおかげかもしれない。 昭和最後の夏に経験した、少女殺害の謎をめぐる冒険、友情、そして小さな恋。 稀代のストーリーテラーが書き下ろした百田版「スタンド・バイ・ミー」、ついに刊行。
『永遠の0』の著者最新作&最終作
映画化もしたのでご存知の方も多いと思いますが、百田直樹さんは『永遠の0』の作者のです!
そんな百田直樹さんの小説家引退作がこの『夏の騎士』。文体も読みやすくストーリーももちろん面白いのでかなりおすすめの小説です!
あの夏、僕らは「勇気」を手に入れた。
このフレーズ凄くいいですよね!個人的にはここにかなり惹かれて購入しました。
勇気こそ人生の荒波を渡っていくのに必要なものだと、主人公を含む3人組(騎士団)が教えてくれる作品。
「何の取柄もない大人になってしまったな…」という方でもまだ間に合うかもしれません。
未解決事件×冒険×友情×恋
事件の話が中心でも恋物語が中心でもない。これら全てが混在し、それぞれを繋げている作品です。
彼らと同じような夏はもう2度と過ごせないかもしれない。でもあなたの小学生時代、まだ固定概念や世間の常識に囚われず生きていたあの夏は思い出せるはずです!
『夏の騎士』を読むのがおすすめの人
- 冒険が好きな人
- 今一つ努力ができない人
- 無邪気だった子供の頃を思い出したい人
- 主人公は大人よりも子供の方がいいかもな、という人
- 背中を押してもらいた人
⑤そして、バトンは渡された
著者 | 瀬尾まいこ |
出版年月日 | 2018年2月22日 |
価格 | 単行本¥1,760(電子版¥1,426) |
あらすじ
私には五人の父と母がいる。その全員を大好きだ。
森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。この著者にしか描けない優しい物語。
2019年の本屋大賞作品!
読書初心者におすすめする最後の小説は『そして、バトンは渡された』!本記事で紹介してきた小説の中では1番新しい作品です。
『そして、バトンは渡された』も本屋大賞を受賞している作品なので面白いのは言わずもがなな小説。表紙も可愛いですよね!
他人の身に起こっていることを勝手に「不幸だな」と決めつけるな!
あらすじにも書いてある通り、主人公の森宮優子には5人の父と母がいます。要は両親が離婚して再婚して離婚して再婚して…を繰り返した末に5人の父と母ができあがったということ。
しかも今一緒に住んでいる人は全く血がつながっていない赤の他人。
- 大変だな…
- 可哀想…
- 不幸だね…
それを聞いてこう思う方が多いと思います。ただそれは僕たち私たちが決めることじゃない。むしろ森宮優子は物凄く恵まれている、というのがこの小説の特徴!
「あんたらの勝手な価値基準で決めつけるんじゃねえ!」とこの小説に言われた気分になります。笑
『そして、バトンは渡された』を読むのがおすすめの人
- 非現実的な話よりは現実的なリアルな話の方が好きな人
- 自分の考えを改めさせられたい人
- 本屋大賞の作品を読んでみたい人
以上!読書初心者におすすめの読みやすく面白い小説を厳選してご紹介しました!是非読書を楽しんでください!
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